おかえりプロジェクト


私たちはこの計画を、「おかえりプロジェクト」と名付けました。
復興はみんなが戻るべきところに帰っていく過程をいうように、写真もまた持ち主のところに帰るのを、世界中の製本の仲間がお手伝いしようというプロジェクトです。

2013/12/08

その後の写真洗浄の現場から

大船渡市社会福祉協議会、ご担当の佐藤様より近況報告をいただきました。

保管されていた写真はほぼ洗浄が終わり、返却枚数は40万枚に達したそうです!
90%を超える写真が持ち主のもとへ戻っていますが、それでも未だ持ち主のわからない写真が46000枚あり、現在はその返却にみなさま力を注いでいらっしゃいます。
会が発行されている広報誌(市内全戸配布)に持ち主のわからない写真を掲載し、寄せられた情報が持ち主へのご返却の機会につながっています。
震災直後からのみなさまの活動があったからこそ、こんなに多くの写真が持ち主に帰ることができたのです。
「おかえりプロジェクト」からの資金も広告、印刷費に活用されたとのご報告をいただきました。
ありがとうございました。

 

「社協だより」バックナンバー



2冊の記録集





























岩手県立美術館が発行された
「アートのチカラ、いわてのタカラ 3.11以後 私たちがしてきたこと」におかえりプロジェクトも記録されました。

大船渡市社会福祉協議会が発行された
「災害記録集 芽」には大船渡社協による写真洗浄活動の詳細な記録が掲載されていました。



2013/03/10

ひなぎく


国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)が公開されました。

「Hybrid Infrastructure for National Archive of the Great East Japan Earthquake and Innovative Knowledge Utilization 」の頭文字をとり、「ひなぎく」という愛称をつけました。また、ひなぎくの花言葉「未来」「希望」「あなたと同じ気持ちです」に、復興支援という事業の趣旨を込めています。

「おかえりプロジェクト」の記録も「ひなぎく」に収録していただきました。
国会図書館インターネット資料収集保存事業 でサイト、ブログも検索できます。
どうぞご覧ください。